ハンチバック

ハンチバック 市川沙央

 

彼女のインタビューを見て読んでみようと思った。

魅力的な人だなと思った。

 

「怒り」「妬み」を抱えがら、それでも「生」に対する渇望を持ち続けている。

彼女の描写にはドキッとさせられることが度々ある。彼女のニヤリと笑った顔が浮かぶ。

 

いわゆる健常者である私も劣等感や絶望感に苛まれることがある。

 

それでもやっぱり「生」への執着が私の中にある。

だとしたら私はまだ大丈夫だ。

 

逆張り思考

逆張り思考 成田修造

 

この本の中の一番のポイントは「逆張りの選択が自分の可能性を広げる」というところにあると私は思う。

著者にとっての就職活動は、「みんなと同じスーツを着て、同じ髪型で、同じ就職先を選ぶための活動」ではなく、「自分の強みを発揮できる居場所を探す活動」であったとのこと。

確かに大会社入っても出世争いが待っている。

そして、若い時から実力をすぐに評価してもらえるとは限らない。

 

どんな道に進むにしても、自分の頭で考えて、自分の進むべき道を決めることが

大事だ。

ただ世間の常識として良いとされていることをそのまま鵜呑みにするのではなく、「自分らしさ」「自分が本質的に成し遂げたいこと」を考える。

そして人と無駄に競争しない。

 

私も人の目を気にせず、自分が本当にやりたいこと、自分が望む環境、ライフスタイルを考えて、これからの人生を過ごしたいと思う。

 

年末を迎え、本当に光陰矢の如しであると感じる。

 

「人は死の間際になってはじめて本気で生きてこなかったことに気づく」

by ヘンリーデイヴィッドソロー

腸と森の「土」を育てる

腸と森の「土」を育てる 桐村里紗

 

私は胃腸が弱い。

なので読んでみようと思った。

 

「ストレスは腸内細菌を乱す最大の要因」とのこと。

 

ストレス→安心・安全な環境での、他者とのハートのつながりや触れ合いが必要

安心・安全な環境では自律神経の指揮者役がしっかりと働いて、環境に応じて最適なハーモニーを奏でることができます。

人を生存させるために備わる根源的なプログラムである自律神経の声に従えば、人生に必要なのはつまり、愛と遊びなのです。自律神経がこの状態を保っている際には、腸内細菌たちもバランスを保ち、平和な腸内環境が維持されます。

本書の真の目的は、分断された世界の再接続により、子どもも大人も、センスオブワンダーを取り戻し、地球上のあらゆる生命と共に、愛と遊びのダンスを踊ることです。

 

後半では具体的にどういった物を食べると良いのかが記載されている。

特に気をつけようと思ったのは小麦粉である。

グリホサートという農薬が口に入ると、ビフィズス菌や乳酸菌を含む有用菌はこれに弱く、ダメージを受けることが報告されているとのこと。

アメリカやカナダからの輸入小麦からは、平成29年度では、アメリカが97%、カナダが100%の割合でグリホサートが検出されている。

 

あと変えたのがお米である。

家で食べるお米はササニシキに変えた。

冷えると食物繊維のような働きになり、腸内最近の餌になるレジスタントスターチ効果が、コシヒカリ系より得やすいらしい。

 

心身両方の面から整えることを意識する必要があるようである。